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411 :萌え小説スレ93 :04/04/27 11:55 ID:mFgRUEzn
「なぁ…弓の」
「どうした、剣の」
「我らだが…最近妹に押されて影が薄くなっていないか?」
「うむ。しかし栄枯盛衰は世の常。…仕方があるまい」
「だが…寂しいのう…」
グラストヘイム騎士団の奥の間。
床の上で膝を抱えて座る鎧の剣士と、
その横で弓でのの字を書く鎧の弓手。
これだけならいつもの光景である。が、今日は少し趣が違った。
「…あらあら、本格的に迷っちゃったわね…」
どこをどう間違えたのか…、一人のプリーストが困った…というより
どちらかというと楽しげな様子で迷い込んできたのだ。
仲間の姿もなく、どうやら本当に連れとはぐれてしまったようだ。
そして…
「剣の! あ、あれは…」
「おお、弓の! 皆まで言うな…」
彼女の頭部には黒髪を飾るように、燦然と輝く黒山羊の角。
「一見、か弱そうな本体と凶悪な頭装備のギャップがいい! 実にいい!」
「この間の商人めもそうだったが…どっしりとして…」
「それでいてエラケインのように愛くるしい顔を隠すことも無く!」
「背中越しの振り向きフェイスのまろみも完璧ですな!」
「まさに至高の萌え…」
ちなみに、その時の両名は
90超えの廃まーちゃんに解体寸前まで追い込まれたわけだが、
もとより空洞の頭に学習能力はさほどあるわけではなく。
412 :萌え小説スレ93 :04/04/27 11:55 ID:mFgRUEzn
「もはや言葉は要らぬ! プリ殿に恨みはないが…」
じゃきーん(抜刀
「我らが騎士殿(にハァハァする自分達)の為に!」
しゃきーん(弓準備
「「いざ! 突撃!!」」
…凄惨過ぎるシーンの為、お茶の間にお届けできない事をお許し下さい…
「…なぁ、…剣の」
「……皆まで言うな、弓の」
またもや解体寸前に追い込まれた二体は、かつての上司の怒りを受けて、
監獄送り…なだけではなく、逆さ釣りにまでされていたのだが。
「悔いはないか? 剣の」
「無論。百たび生まれ変わろうとも、一度生まれた萌えの炎、消えはせぬ」
などと自分達を鼓舞しながら…
「ハハハハハハ…覚悟オッケーィ? ボクのお仕置きフルコースは…ヒヒヒ、
病み付きになるヨ!」
病気じみた肌、そして下半身丸出しの男が
ぎらぎらとサディスティックな目つきで寄ってくるのを見て、
レイド兄弟は(お互いに知られないように、内心で)
少しだけ後悔するのでありました。
書いてる間に2つも書き込みが! 動きが活発でうらやましいですな!
□
416 :(○口○*)さん :04/04/27 23:00 ID:+aMzOtOG
しかし時計塔もそうだが
安直に全キャラ女にしたりしないお前らが
心底憎いねこのぉ。大好きだ
417 :(○口○*)さん :04/04/27 23:03 ID:19hwOPL9
♀単発で萌えるのはネタ切れしやすいしな。
色々な絡みが大切です。
時計塔もGHも、その複雑なのがとってもイイネ。
418 :(○口○*)さん :04/04/28 00:55 ID:O5PDrpIJ
レイドリック兄弟とれいどりっく姉妹とかな。
特にレイドリック。こいつらが女キャラだったら此処までキャラはたたんだろう。
419 :(○口○*)さん :04/04/28 09:13 ID:zCp7lgGe
レイドリックはFMVの二人みたいな役どころだから、全体の設定が引き立つんだろう
やっぱり♂のほうがいいかなぁ
420 :(○口○*)さん :04/04/28 09:27 ID:OhQzFD7J
西瓜にちょっと塩を振ると甘さが引き立つだろう?
つまり萌えのみじゃなくてそこに燃えを投入すれば全体が引き立つと言う事だ。
421 :(○口○*)さん :04/04/28 10:00 ID:yFl0oZK3
>>420
スイカに塩なんて邪道だ馬鹿者。いや、むしろ愚の骨頂だ。
スイカは自然なあの甘さがいいんじゃないか。
↓フィルタ透過中
萌えに燃えなんて中途半端だ。燃えの中に萌えが入るから引き立つのだよ。
萌えなら萌えで、超萌えさせるだけの方がいいとおもうな。俺は。
422 :(○口○*)さん :04/04/28 11:09 ID:zCp7lgGe
>>421
それはもうコンバータだ
423 :(○口○*)さん :04/04/28 21:42 ID:J88Zgoc2
スパイスは単品より色々混ぜ合わせたほうがいいものが出来上がるのだよ。
一味もいいが七味もうまい。
ターメリック単体じゃまずいがカレーにすればうまい。
それと同じことさ。混ぜ方を間違えればアレな方向にいってしまうがね。
424 :(○口○*)さん :04/04/29 09:39 ID:SsJvR+0c
スパイスを使わないのが好きな人間もいる。
素材が良ければ臭み消しは必要ないし、辛いのダメな人もね。
↓フィルタ透過中
小細工無しに可愛いおにゃーのこ一杯なだけで萌えられんこともない。
でも結局好み次第。
□
425 :(○口○*)さん :04/04/30 15:38 ID:DkI6sRsB
「司祭殿、少々宜しいか?」
そう呼び止められ、声のほうへと振り返る。
「これは騎士殿・・・」
ふわふわと浮く天輪が気になるが、その手に握る大剣を見て表情を整える。
「巡回のほう、ご苦労様です。しかし・・・」
気にしないよう心がけてもつい騎士が髪を掻き揚げる度に
ぶるんぶるんと揺れる天輪に目を奪われ、ついには苦笑を漏らしてしまった。
「!! 何が可笑しい!?」
「いえ、とてもよくお似合いですなと・・」
「か、勘違いするな!これは属性の耐性のためにだな・・」
まだ照れが残っているらしく、
顔を真っ赤にして弁解をする様はこれもまた一興か。
「・・ところで・・何か御用ですかな?」
「む・・そうだった。実は先ほどの一戦にだな・・」
騎士殿の言うには何やら人間の騎士との戦闘時に
相手が2本の角を生やして向かってきたという。
「あの角を生やした騎士はなかなかの手練だった
・・なにかこう・・人とは違った力というか・・・」
そんな交戦の最中に相手の装飾に目を向ける余裕があるとは
やはり恐るべしは深淵の二つ名というわけか。
「ふむ・・それはおそらくマジェスティックゴートですな。
バフォメット様の角を精製した装飾品でしょう。
あれを装着することによりバフォメット様の魔力がその剣に宿ると聞きます。」
「ほう、そのようなものがあるのか。流石は司祭殿。
して、そのまじぇてすごー・・その品は貴公のコレクションには・・?」
興奮しているのか覚えきれなかったのか、呂律の回らずも訊ねようとする少女。
426 :(○口○*)さん :04/04/30 15:42 ID:DkI6sRsB
「騎士殿。マ ジェ ス ティ ッ ク ゴ ー ト ですぞ。
しかし・・残念ながらコレクションには無い代物ですな。
私も人であった時期に興味はありましたが、聖職者たるもの
悪魔の力の宿る武具などには触れることすら禁じられておりました故・・」
「そうか・・残念だ・・あの力を得られればさらに強くなれると思ったのだが・・」
「・・・そうですか・・・」
ただ単に鏡の前で着用したかっただけなのではと溢しそうになったが
わざわざ剣の錆になることも無いだろうと胸にしまうことにした。
少女はすっかり肩を落としとぼとぼと闇に消えようとする。
「ときに・・騎士殿? 無いとは思いますが万が一言っておきますが・・
バフォメット様に角を直接譲ってもらおうなんて考えてはおりませんな・・?」
ビクリと肩が揺れ、天輪が揺れ
振り返るその顔はにこやかな笑顔だが、目はこちらを向いていなかった。
沈黙の後、騎士は姿を消しそこに司祭が残る。
「やれやれ、騎士殿にも困ったものだ・・・、
仕方ないがこれで我慢してもらおうかの・・」
そういった司祭の手には、鹿の角が握られていた。
電波受信完了。
>>411-412をみてGJ!!と思ったんですが
黒山羊=BAFだとプリは装備できないんじゃないかなぁと思いまして
本人プリ持ってないので未確認なんですけどね。
427 :(○口○*)さん :04/04/30 20:57 ID:3UnieHJ4
うさみみもそうだけど、魂のリングは、頭をゆらしたり歩いたりするとゆらゆらゆれる。
なんだかちょっぴり楽しい。
えへへ…(////)
鏡を前にして、ちょこっと首をかしげてみる。わっかがふよんふよん揺れる。
逆に動かしてみる。やっぱりふよんふよん揺れる。
ちょっとうわめづかいに鏡をのぞきこんでみる。
いっしょにのぞきこむように、たてにふよんふよん揺れるわっか。
Σ …鏡の中に写っている扉が少し開いている…
きっと表情を引き締め、おおごえ!
「…剣の!弓の! 神妙に出てまいれ!そこに隠れているのはわかっておる!」
…扉のむこうで固まる気配
「出てまいれと言ったのだ。それとも、砂のごとく砕け散りたいか?」
というデムパガガガ(*´∀`)~~
>>365のレイド兄弟南無&GJ!
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448 :(○口○*)さん :04/05/05 17:07 ID:AbsfIckF
深淵の剣士子たんに会いたいなぁ、などと妄想しながら保守
449 :(○口○*)さん :04/05/05 20:42 ID:K3shSukz
剣士子?! 徒歩か?妹か?どこにいるんだ?
450 :(○口○*)さん :04/05/05 21:01 ID:Emm9pQqj
プロでチャットを立てろ
そうすれば自ずと道は見えてくる
451 :(○口○*)さん :04/05/05 23:00 ID:xVuvb+h9
>>448
csf:j30i81n0n0210f
こうですか?わかりません!
452 :(○口○*)さん :04/05/05 23:31 ID:ilqjANKI
ををををぉぉお!(゜∀゜)
このスレ読ませてもらってなんだか俺も み な ぎ っ て 来 た ぞ
そんな訳で俺も書いて良いですか、
皆様の足元にも及ばない駄文ですが・・(;´Д`)人
453 :(○口○*)さん :04/05/06 00:00 ID:LdGS1hJx
新たな神光臨を拒む香具師はおらん。がんがん光臨していただきたい。
454 :(○口○*)さん :04/05/06 02:04 ID:2DjXpYfR
思う存分
み な ぎ れ
457 :(○口○*)さん :04/05/06 16:31 ID:SkyZNJUL
熱いよおまいら
わたしゃなんもできんがささやかなプレゼントだ
つ[http://fianel.web-zz.com/cgi/up/abys/upload.cgi]
使ってくれい
458 :457 :04/05/06 16:32 ID:SkyZNJUL
く…閉じ括弧が邪魔にTT
つ[ http://fianel.web-zz.com/cgi/up/abys/upload.cgi ]
459 :(○口○*)さん :04/05/06 19:23 ID:jNwFcD9S
うはwwwwGJ!!wwwww
入れ物はデキタ!あとは中身を入れてくれる神の降臨をまつばかり(*´Д`)ワクワク
460 :(○口○*)さん :04/05/07 22:03 ID:fwGizrw1
先生。深淵たんノベルゲー作成中なので
できたら晒しますね
461 :460 :04/05/07 22:04 ID:fwGizrw1
冬コミ合わせで完成版をお届けできればと思っております。
462 :(○口○*)さん :04/05/07 22:17 ID:NfWGnrvw
楽しみだな弓の。
<|| / ̄ ∈
/__ヽ || ̄ ああ楽しみだな剣の。
| | | / ⌒i
/ \ | |
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/ライドワード / .| .|____
\/____/ (u ⊃
463 :(○口○*)さん :04/05/08 16:56 ID:idevkca6
あぷろだが寂しいのでとりあえずローグ転職試験場のSS投下。
ここで深淵たんに見逃してもらって転職できた若きシーフが成長して
「いつだったかの借りを返しに来たぜ…」な展開とかありそう。
464 :(○口○*)さん :04/05/08 20:13 ID:t9m9WO+a
脳内設定
アビス→ローグ転職試験に出張中、ちなみに気の強い姉(だったっけ?)の方
ログ→♂で転職試験をこなしていつぞやの借りを返しに来た
ローグ「よう、また会ったなアビス」
そう言いながら腰から短剣を引き抜き深淵に切っ先を向けるログ
ローグ「あの時の借り・・・返しに来たぜっ!」
アビス「また来たのか・・・懲りない奴だな・・・」
アビスはおもむろに槍を引き抜き叫ぶ
ブランディッシュスピア!
ローグ「ぐっっは・・・くそ・・・なんでお前に勝てないんだ・・・」
うぁぁぁぁぁぁ、もうダメポおぉぉぉぉぉ
萌えが無いぞ萌えが∧ll∧
色んな意味でごめんなさい_l ̄l○
465 :(○口○*)さん :04/05/08 21:59 ID:ytJNIfg4
>>464
燃えはあるから安心汁(゜∀゜)b!!
466 :460 :04/05/08 22:14 ID:gF9HXKHk
>>464
まかせろ。アレンジしてシナリオに加えておく
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467 :(○口○*)さん :04/05/08 23:02 ID:sQJGGS6A
>>464設定パクって電波受信。
ローグ「あのときの借りを返しにきたぜ!」
深淵「またか・・・こないだので懲りたと思ったのだが・・」
やれやれといった様子で大剣を構える。
ローグ「イクゼ!ハイド!トンネルドライブ!サプライズアタkk・・!?
な、何も見えないだと!?まさか、暗闇攻撃を習得していたのか!」
深淵「・・・・・」
ローグ「だが!俺は状態異常にも備えて緑ポを持ってきてるんだぜ!」
深淵「・・・・・」
ローグ「俺の視界が開けた時!その時がお前が負けるときだ!ゴキュゴキュ・・」
深淵「・・・・さっきからふざけているのか?」
ローグ「これでどうだ!」
深淵「以前来たときから長い時間があいてるからどれ程成長してるかと思えば・・」
ローグ「!?なぜだ!なぜ暗い!なぜ何も見えない!」
深淵「馬鹿は死んでも直らんということか・・・」
ローグ「くそっ!ただの状態異常ではないということか!」
深淵「もう私は帰るぞ。早く部屋にもどってやらなけばならんことがある(主に頭装備の」
深淵「テレポート!」
ローグ「!見えた!見えたぞ!!よし!くらえ!バックスタb・・・あれ?」
通りすがり騎士「・・・・」
ローグ「・・・・・」
ひゅーん(蝿の羽使用)
ローグ「Σ(´Д`;)」
ローグ「糞!深淵め!俺を精神面で攻めようということか!おぼえてろよ!
この借りは必ず返す!」
ひゅーん(蝶の羽(ry)
何やりたいんだろうね、俺。
まぁ、説明すると騎士子たんのウマーのおなかの下で何か騒いでたってことです。
萌えも燃えもありませんね('A`)ツッテクルカ
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468 :深淵さまとペコペコ@1 :04/05/08 23:27 ID:GryVDRe7
一体なぜこのようなところに迷い込んでしまったのでしょうか?
思い返せば二日前。
あの目を覆いたくなるような日差しの下で、
駆ける時にしっかりと受け止めてくれる砂の上で、
わたくしは食事である草をついばんでおりました。
何の事は無い、いつもと変わらない日常だったのでございます。
ですが、こうも簡単に日常は壊れてしまうとは思いもしませんでした。
突然、わたくしの周りを光が包んだと思うと、
急にひんやりとした空気が身体に染み入りました。
すると、ついばんでいた草はすでに無く、灰色の石で覆われた地面の上にいたのです。
すぐにわたくしは思い当たります。
あぁ、これが古木の枝という物か、と。
以前に聞いたことはあったのですが、
よもや自分が呼び出されることになるとは露にも思っておりませんでした。
古木の枝で呼び出されてしまったのなら、
わたくしは魔物としての役目を果たさねばなりません。
古木の枝を使った者に襲いかからねばならないのです。
いつもはわたくしや仲間が襲われ無い限り、
攻撃したりはしない温厚なわたくしですが、これには従わねばなりません。
まったく、魔物とはなんと難儀なものなのでしょうか。
そんな風に考えながらも、わたくしは召喚者に向き直りました。
そこには如何にもつまらなそうな顔をした人間が立っていました。
わたくしは自慢のくちばしでつついて攻撃します。
しかし、まったく当たりません。
当然です。わたくしは怖くて目を閉じてしまったのですから。
それにわたくしが今まで見てきた冒険者よりも明らかに強そうです。
ですが、相手が倒れるかいなくなるか、もしくは自分が倒れるまで
攻撃を続けなくてはならないのが掟です。
嫌々ながらもわたくしはくちばしを突き出したのです。
攻撃しがてらわたくしは覚悟しました。
あぁ、わたくしはここで死ぬのだな、と。
人間からは明らかに殺意を感じましたし。
どうせならばあの日差しのもと、あの砂の上で果てたかったなと、
叶いそうにない望みを思い浮かべておりました。
469 :深淵さまとペコペコ@2 :04/05/08 23:27 ID:GryVDRe7
そうして一つの命が果てました。
しかし、何故でしょう?
わたくしはこうして生きているのです。
目を閉じて投げやりにくちばしを突き出していたわたくしは、
先ほどまでの殺気が消え、どさっという音がしたのを聞いてその目を開けました。
見ると、あの人間が倒れ伏しておりました。
何か不思議な力がわたくしに宿ったのでしょうか?
そんなこともあるのだろうか?と思っていたわたくしは、
自分の背後に振り返って初めて事の成り行きを理解したのです。
わたくしの身体よりもずっと大きな動物に乗った、黒い鎧と黒い兜の魔物。
横には赤い目をした黒い鎧を着た骨の魔物。
わたくしと同じ魔物のようでした。この方達が変わりに冒険者を倒したのでしょう。
二人はそれぞれの武器を鞘に戻しました。そしてわたくしを見つめてきました。
見た目は禍々しい雰囲気です。
でもわたくしは見た目ほど怖いとは感じませんでした。
わたくしが同じ魔物の端くれであるせいかもしれません。
ですが、それ以上に二人の視線は不思議なものでした。
黒い兜と骨の間から見え隠れする赤い瞳は
わたくしをどこか懐かしいような目で見ています。
大きな動物に乗った方は何やら珍しいものを見るような感じです。
どうしていいか分からず首を傾げておりますと、
大きな動物に乗った方は肩を震わせていました。
となりの骨の方は「ほほほ」と笑ったようでした。
二人は二言三言話し合ったあと、わたくしとは反対方向に歩き始めました。
特に何も考えず二人の背中を眺めていますと、
大きな動物に乗った方がこちらに向き直り、手招きをしてきます。
どうやらこちらに来いということでしょう。
ここにいても仕方ないので、わたくしは二人について行く事にしました。
「くえッ。」
と、声と羽で返事をすると、大きな動物に乗った方はまた震えていました。
470 :深淵さまとペコペコ@3 :04/05/08 23:28 ID:GryVDRe7
さて、回想はここまでにしまして…。
みなさま。申し遅れました。
わたくしはしがないペコペコの一匹でございます。
まだ経験浅い冒険者を苦しめたり、
熟練した冒険者の盟友となったりする、あのペコペコでございます。
一言にペコペコと申しましても、結構複雑な事情がありまして。
わたくし達ペコペコは大きな鳥の姿をしていますが、もともと魔物として生まれました。
人の話す言葉を理解するくらいに十分な知性とそれなりの力を与えられておりました。
そしてある時より、人と共に生きる道を選ぶことが出来るようにもなりました。
ある程度人のことも知っています。
ですがわたくし達が話すのはペコペコの言葉です。
人の言葉は分かりますが話す事は出来ません。
話すためにはわたくし達の好物である太っているミミズを食べる必要があります。
「俺は自由気ままに暮らすんだー。」
「私は冒険者と共に世界中を巡りたい。」
などと将来の夢を友人達と話たりしておりました。
わたくしはと言いますと誠実な人間に仕えるのが夢でございました。
少しはわたくし達ペコペコのことが分かっていただけましたでしょうか?
要するにわたくし達は魔物の中で魔物らしくない魔物の部類に入るのです。
さて、何故このような話をしたかと言いますと、
目の前にいる方もそのような気がしてならないからなのです。
魔物らしくない魔物だと。
471 :深淵さまとペコペコ@4 :04/05/08 23:29 ID:GryVDRe7
そうしてわたくしはリンゴを食べていました。
どうしてリンゴかと言いますと、目の前の方が与えてくれたからです。
あの大きな動物からは降りています。
黒い兜を外し、赤い色の髪の毛がさらさらと流れています。
黒い服から伸びる白い手は前に一度食べた事のあるハーブのようです。
「お前、どこから来たんだ?」
膝に手をやり前かがみに覗きこんでいます。
魔物でありながら人に良く似たこの方は、人の言葉を喋っています。
確か、人に似た魔物達の多くは人の言葉を使うと聞いた事があります。
「くえくえーっ。」
わたくしは砂漠の地から来たのです、と。
通じないのは分かっていますがわたくしは答えました。
「そうか、そうか。」
と言って笑っています。
通じないはずなのにこの方は分かっているのでしょうか?
不思議に思ってわたくしは首を傾げます。
「くえーっ?」
わたくしの言葉が分かるのですか?と。
するとほんのり顔を赤くして、ふるふると肩を震わせるのです。
何事かと思い、再びわたくしは首を傾げます。
「くえっ?」
どうかしましたか?と。
そうしたらいきなり抱きつかれてしまいました。
首の周りをぎゅーっとされています。
突然だったのでびっくりしましたが、首の周りを触られるのは気持ちいいので
そのままわたくしは目を細めておりました。
472 :深淵さまとペコペコ@5 :04/05/08 23:29 ID:GryVDRe7
しばらくそうしていると誰かがやってきました。
「しんえんさま〜。」
その声を聞くと赤い髪の方は慌ててわたくしから離れました。
やってきたのはピンク色の鎧をつけた方が二人と、
黒と白の衣装を着た方が一人の合わせて3人です。
そして、途端に部屋は騒々しくなりました。
やってきた3人が色々と聞いてくるのでそれに答えると、
その度に「かわいいっ」などと言いながら抱きついてくるのです。
まるで終わる事の無い嵐のようにその時間は続きます。
わたくしはと言いますと、かわいいと言われて悪い気はしないし、
抱きつかれるのは気持ちがいいのでされるがままになっておりました。
ですが、しばらく経ってわたくしはある事に気づきました。
3人がやってきてから深淵さまと呼ばれたあの赤い髪の方は、
話し掛けてきて笑いはすれど抱きついては来なかったのです。
そんな事を考えつつもみなさんに揉みくちゃにされてしまいました。
結構な時間が経った後、3人は部屋から手を振りながら帰って行きました。
結局最後まで深淵さまがわたくしに抱きつく事はありませんでした。
473 :深淵さまとペコペコ@6 :04/05/08 23:30 ID:GryVDRe7
いささか疲れましたので足を折って腰を落ち着けました。
少しあくびなどしてみます。
どうやって故郷に帰ろうかとも考えては見ましたが、
急ぐ事は無いかと思い、今日は寝ておく事にしました。
幸い深淵さまはわたくしをここに置いてくれる様です。
夜の砂漠ほど寒くないここは、余計に眠気を誘います。
そうして目を閉じようとした時、深淵さまがわたくしを呼んでいるようでした。
少し控えめに手で「おいでおいで」をしています。
それを無下にする理由もありませんし、応じることにしました。
深淵さまが座っているベッドまでとたとたと近づきます。
すぐ近くで腰を降ろすと、おもむろに抱きつかれてしまいました。
抱きつかれたとは言いましても別に嫌ではないのですが。
不意に首に回された手に、少し力が込められました。
「みなの上に立つという事が、少しつらいんだ…。」
そして耳元でそうつぶやきました。
わたくしはその言葉の意味をすぐには理解できず、
また、この態勢から深淵さまのお顔を伺う事は出来ませんでした。
しばらくその言葉の意味を考えておりましたら、
いつの間にやら深淵さまは、抱きついたままで寝息をたて始めてしまいました。
とりあえずわたくしはそのまま夢の世界へと落ちることにしたのです。
今ぐらいは、この方の感じている重みを肩代わりしてもいいだろうと思いつつ。
474 :(○口○*)さん :04/05/08 23:52 ID:KsKRRjCa
>>473氏GJ、ペコペコが羨ましい・・
□
475 :473(279だったりします) :04/05/09 00:32 ID:NM20VhDB
流れぶった切ってすんません。
一応書いたので投下してみたんですが、
実はこの先が決まらないのです…。
皆様方、どうか力を貸して頂きたい。
深淵さまの気持ちになって答えてくれると嬉しいです。
ペコペコをこのまま騎士団に残した方がいいと思う人の数→(0/3)
ペコペコは故郷に帰してあげた方がいいと思う人の数→(0/3)
どちらか先にイパーイになった方のを書き上げようと思います。
なんか勝手に書き殴って、頼ってしまってスンマセン…
よろしくお願いします。
>>474氏
反応サンクス。
羨ましいなら、せめてペコペコの名付け親になってみる?
476 :(○口○*)さん :04/05/09 00:53 ID:1hTOV/DA
ペコペコがペットか!!!!!
きゅーーーーーーーーーーっって抱きついたりするのか!
ペコになりてーーーーー!
ペコペコをこのまま騎士団に残した方がいいと思う人の数→(1/3)
あ、でも悲しい別れっていうのも読んでみたい気もする漏れ
477 :(○口○*)さん :04/05/09 01:01 ID:3hVrYuOU
> あ、でも悲しい別れっていうのも読んでみたい気もする漏れ
まさにその通り。なので
ペコペコは故郷に帰してあげた方がいいと思う人の数→(1/3)
478 :(○口○*)さん :04/05/09 02:05 ID:rPxDBZzz
ペコ人間に傷つけられる→深淵様怒り爆発 (1/3)
479 :(○口○*)さん :04/05/09 02:50 ID:5NdaONtM
ペコペコはこのまま騎士団に・・・(2/3)
あれだペコペコが消えたのはアビスたんのせいなんだよ!
なんだってー(AAry
480 :(○口○*)さん :04/05/09 03:46 ID:Hl6XVG3A
ペコペコを使ってレイドコンビが深淵たんになにやらやらかすと思う(1/3)
481 :(○口○*)さん :04/05/09 04:58 ID:jQmrZ5bE
ペコペコをこのまま騎士団に残した方がいいと思う人の数→(2/3)
482 :(○口○*)さん :04/05/09 05:23 ID:6WsJ0c8O
ペコペコをこのまま騎士団に残した方がいいと思う人の数→(3/3)
483 :279 :04/05/09 08:42 ID:HYzHQYT0
深淵たんの心境。
⇒ペコペコを帰したくない。
ペコペコを帰してあげよう。
「一緒にいたい…。」
NOW LOADING
しばらくお待ち下さい。
484 :(○口○*)さん :04/05/09 13:02 ID:crfXNV4o
おまいらGJJJJJJJJ!!!!11
□
485 :激しく電波受信(1/2) :04/05/10 01:06 ID:angb/8Eq
「・・・・むぅ・・」
薄暗い大広間の中、深淵の騎士は一人悩んでいた。
悩みの種はこの間来たペコペコだ。
あのペコペコは故郷に帰すべきだという自分と、
やっぱり帰したくないと思う自分がいる。
「むぅ・・・」
何度目か分からないため息をつきながら、騎士は悩む。
「どうしましたか?深淵殿。」
大広間を行ったり来たりしている騎士にドルイドが問いかける。
「む、賢者殿か。いやなんでもない、今後のことについて考えていただけだ。」
ドルイドの質問に、そう答える。
ペコペコと一緒にいたいけど
やっぱり故郷に帰さなければいかないかなどとは流石に言えはしない。
「そうですか。」
彼は納得したように軽く頷く。
・・正直ホッとした。彼は賢者というだけあってなかなか鋭い。
隠し事などしようものなら大抵見破られてしまう。
「その『今後の事』とは、これのことですかな?」
そう言われて彼の手元を見ると、そこには1枚の羽。
・・・・愕然とした。
彼の手元の羽はどうみてもあのペコペコのもの。
恐らく彼もそれには気づいているだろう。
「これはどういうことですかな?」羽を片手にジリジリと近寄ってくる。正直恐ろしい。
「いや、これは、その・・・」頭の中を、いくつもの言い訳が飛び交う。
「なぜここには生息しないはずのペコペコの羽が、ここにあるのですかな?」
彼から逃げるように後退していたが、それも壁にぶつかることで不可能となった。
「そ、それは・・」観念して正直に言おうとした時。レイド達が顔を出した。
「きゃー、ドルイド様ったら深淵さまになにしてるのっ!」
「いくらドルイド様でもそれは許せません!」
甲高い声でギャーギャーと責め立てる。・・助かった。
が、レイド達に押されて後ろに下がったドルイドが反撃するかのように羽を突き出した。
「私はこの羽について深淵殿に質問していたのだ、
お前達のようにやましいことなんぞせんわ!」
「あ〜!それあのペコペコちゃんのじゃない」姉妹が同時に叫ぶ。・・・墓穴だ。
「ペコペコとはどういうことですかな?」ドルイドがこちらに投げかけてきた。
「そ、それはだな・・
「深淵様は人間に殺されそうになったペコちゃんを助けてあげたのよ。ね〜?」
遮るようにレイド達が答える。
「・・なるほど、そういうことですか。それならそうと仰れば良いのに。」
486 :激しく電波受信(2/2) :04/05/10 01:09 ID:angb/8Eq
そう言われて、内心ほっとしていると
「で、どこにいるのですかな?」ずいっと近寄ってくる、その目はどことなく輝いていた。
「わ、私の部屋に・・」それに押されてつつ答えると、
ドルイドは「どれ、私が怪我などしてないか様子を見に行ってみましょう」などと
言うが早いか階段を登っていく。
まぁ自分には分からない怪我をしているかもしれないし、いいか・・と
思いながらキャーキャー言ってるレイド達と自分の部屋へ行く
。
ドアを開ける。
「むぅ・・この毛並み・・それでいて短毛部分のふかふか具合・・やはりペコペコはいい・・」
ドルイドがベッド脇に座っているペコペコをなでながら抱きついている光景が目に入る。
・・パタン、とドアを閉める。何かとてもすごい光景が見えたような・・
「なぜドアを閉めるのですかな?」「ひゃっ!?」
音も無くドアを開けたドルイドが後ろで囁く。驚いて軽く飛び退きながら振り向く
「なぜドアを閉めたのですか?」が、それでも近づいてくる恐怖の笑顔。
「・・・・何か見たのですか?」
「え・・そ、その・・貴殿がペコペコに抱きついt
「何か見たのですか?」
答えようとしたのを遮るようにして質問が重ねられる。
「・・・・何も見てない・・・大丈夫そうなので部屋から出ただけだ・・。」
きっとあれは夢だ、そう思い込ませながら答える。
「そうですか、それなら良いです。」
そう言うとそのまま大広間に向かって行く。だが、途中で振り返り、
「あと、まだペコペコの様子がよく分かりませんので、しばらく私がお預かりしますので。」
それだけ言うと上機嫌なまま大広間へと向かっていく。
後には何とも言えないといった様子の深淵と、
ポカーンとしているレイド達が残された。
487 :受信したオヴァカさん :04/05/10 01:13 ID:angb/8Eq
まぁ、見てたら唐突に書きたくなりまして・・。
ところどころ変なのは自分なりに脳内変換しちゃってください。
あと、こんなjはjじゃない!って場合は脳内削除しちゃってください。むしろ推奨。
このスレ大好きなのでまた書くかもしれませんが、
気に入らない場合は脳内削除しちゃってくださいね。
488 :(○口○*)さん :04/05/10 05:19 ID:ufZDiNBV
j先生も根は女性なんだな、と思いました。
GJ!!
□
492 :279 :04/05/11 23:35 ID:l9aIwlsI
487氏のを踏まえて続きを書こうとしたのですが、
私には無理ですた…_| ̄|○
自分の設定と食い違ってしまう…。
どうも書けそうにないです。
変に期待させてしまってスマソ(´・ω・`)
とりあえずペコはj様の元で暮らす事になったと言う事で。
どなたか別の方が書いてくれることを祈ります。
無責任でホントごめん…_| ̄|○
修行の旅に出てくるよ。
λ…<ミンナ深淵タンノコトタノンダゾー |深淵タンスレ
493 :(○口○*)さん :04/05/11 23:47 ID:PJ4S1to7
>>492
時計塔スレの言葉を借りれば
「皆の心の数だけグラストヘイムはあるのです」
てわけで他の人の設定なんて気にせず書いちゃえー
□
496 :想 :04/05/12 09:57 ID:GWVS+72u
かつてこの地を治めていた王の陵墓たるピラミッド、
王とその従者の魂が彷徨う土地、私はその中に居た
「…なんでこんなに沸くのよ!…きゃっ」
代々の王の命日になると不死者達の活動が活発になる、
それを知っていたにも関わらず私はここにやってきた、
いささかの使命感と
…くぇ
ペコペコである、
幼い頃に両親を亡くし
つい先日の戦で姉を亡くした私にとって唯一の家族のこの子が
ピラミッドに迷い込んだという話を聞いた私が
先輩の聖職者の制止を振り切ってここにやってきた
まぁ、その結果が満身創痍のこの身体と
帰り道も判らぬこの状況なのだけれど…
「…ははは、バカだな私、こうなるのは判ってたのに
……せめて君だけは助けたかったな…」
と、ぎゅっとペコペコを抱きしめる
くえっ
「え!?なに?きゃっ!」
ペコペコは急に立ち上がると
私を器用にくちばしで挟み背中に乗せ、そして走り出した
不死者たちは、そんな私達に殴りかかり、切りつけ矢を射掛けた
それでもペコペコは走った、外に向かって走って走って走り続けた
その後教会の人間に保護された私は宛がわれた病室でペコペコの卵を手渡された
私は全てを察した
神の力を行使するプリーストの力であっても助からない、と
だから卵に戻すことによって”一応は”生きている状態を維持しているのだと
「…い、おい起きてくれ」
「ん…ミスティルテインか。勝手に我の部屋に入るとはいい度胸だな」
「文句は後で聞く、
あんたが持ってた人間に化ける薬とどこでもいいから人間の街に行くポタ頼む」
「?…ところでお主、生臭いぞ」
「だからだよ、
れいどりっくの奴俺を包丁代わりに使いやがる。
だから適当にナイフでも買ってくるんだよ」
「仕方あるまい……どこでもポタ〜
……あーっとついでにこのメモにある物買ってきて頂きたい」
「ん、携帯用孵化機にイグ実?なんに使うんだこんなもん」
「ほれ、早くせぬとポタが消える」
「おっといけねぇ、んじゃさっさと行って来る」
・・・
「ようやく止まっていた私の時が動く、か…」
□
497 :311 :04/05/12 10:05 ID:GWVS+72u
279氏
それぞれの人にそれぞれ違った深淵たんがいるからこそ
いまのGHスレがあるんじゃないか
俺がミスった時あんたは気にするな、と言った だから俺も言う
少しくらい設定が違うからって気にするな
それにな 皆 自分の中の深淵たんで手一杯だ
あんたの深淵たんが大事なら、たとえ修行にでたとしても早く帰ってきてくれ
でないとあんたの深淵たんがかわいそうだ
というか俺が設定無視一番酷いしな…
こうとしか書けないんだよ>orz
499 :(○口○*)さん :04/05/14 00:21 ID:c4WkrDxg
なんてか、いい感じで育ってるスレだよな〜。
アラームたんとことはまた違った雰囲気がまた実にいい。
がんばって電波受信して何か書けるといーんだが。
□
500 :深淵の騎士子たん :04/05/14 02:34 ID:WjsmGjix
「・・・むぅ・・」
深淵の騎士は再び悩んでいた。
ドルイドがあのペコペコを「様子を見る為」と称して
連れて行ってからもう一週間になる。
初めは、自分には怪我や病気の事などわからぬし、
ある程度時間のかかる事なのだろうな、と自分に言い聞かせていたが、
深淵の騎士はそろそろ司祭を疑い始めていた。
「司祭殿は一体何を考えているのか・・・」
それとなく探りは入れてみたものの司祭は
「もうしばらく時間がかかりますので」
の一点張りでペコペコの姿すら見せて貰えない。
レイド姉妹やアリスも司祭からは何も聞いていないと言う。
レイドリック兄弟の方は、
何やら司祭に用事を頼まれたとかで しばらく姿を見ていない。
急に彼らが姿を消すのは今に限った事でも無いが…。
「こうして考えていても始まらぬか。」
彼女は座っていたベッドから立ち上がった。
巡回でもしていれば少しは気も紛れるだろう。
そう考え部屋を出た彼女であったが、気がつくと足は自然に
司祭の部屋へと向かっていた。
501 :深淵の騎士子たん2 :04/05/14 02:36 ID:WjsmGjix
気付けば彼女は既に司祭の部屋のすぐ近くまで来ていた。
「おや・・・?」
と、部屋のドアが半開きになっている。
普段から用心深い司祭がドアを閉め忘れるとは何か余程の事でもあったのか。
すぐにペコペコの事が脳裏をかすめ、危うく部屋に飛び込みそうになった。
しかしすぐに思いとどまる。
ドルイドは昔からカーりッツ卿と共に
深淵の騎士の世話係をしていた事もあるため、
深淵の騎士が頭の上がらない数少ない相手の一人であったからだ。
ただでさえ司祭は得体の知れない所があるのに
勝手に部屋に入ったと知られたら
後でどんな叱責を受けるかわかったものではない。
「司祭殿、入りますよ?」
軽くのつもりが思わず力の入ってしまったノックの音が辺りに響く。
しかしそれ以外は相変わらずの静寂で返事は無い。
「司祭殿?」
意を決して部屋に入ったが、部屋の中には司祭の姿は見当たらない。
が、そんな事は既に彼女の頭からそんな事は消え去っていた。
「これは・・・!!」
彼女が驚きに目を見張ったその原因は、司祭の部屋の内装だった。
いや、内装というより壁一面にかけられた衣類の数々だった。
以前訪れた時に見かけた大きなリボン、シルクハット、その他頭部装飾に加え
何故か人間達の身に着けるような衣服もあった。
502 :深淵の騎士子たん3 :04/05/14 02:37 ID:WjsmGjix
「私の部屋で何をしておられるのですかな?」
「ッッ!!」
すぐ耳元で聞こえた声に驚き、悲鳴を上げそうになったのを押し留める。
振り返るとペコペコを従えた司祭の姿があった。
「し・・司祭殿・・いつの間にお戻りに・・」
「そんな事より、ここで何をしていたのか、と聞いているのですがね」
ただでさえ近かった司祭の顔が更に近づいてくる。
やはり無断で部屋に入るべきではなかった、と今更ながら後悔する。
「いや、私はただ・・」
「まぁ騎士殿がどのような用事で来られたのかはどうでもよろしいのです」
ペコペコの様子を見に来ただけだ、と答えようとした彼女の言葉をあっさりと遮り
ドルイドが別の質問を重ねる。
しかしその質問は彼女の予想したものとは大きく違っていた。
「時に騎士殿。ペコペコに乗ってみたいとは思いませんか?」
「は・・それはどういう・・」
一瞬、質問の意図を理解できずに聞き返してしまう。
「そのままの意味ですよ。
私が見たところこの子は怪我もなさそうですし、病気の方も全く問題はありません。」
動揺する騎士をよそに司祭は淡々と答える。
「私もちょっと用事がてらに乗ってみたのですがなかなか良いものですよ」
深淵の騎士はペコペコの方に視線をやる。
「くえっ!!」
乗ってみたい、と密かに思っていた騎士の思い込みだろうが、
それはまるで「任せろ」と鳴いているようにも見えた。
503 :深淵の騎士子たん4 :04/05/14 02:39 ID:WjsmGjix
結局、数刻の後、深淵の騎士はペコペコにちょこんと跨っていた。
「おお!騎士殿、とても良くお似合いですよ!!」
満面の笑みを浮かべ褒めちぎるドルイドと引き換え
深淵の騎士は真っ赤に染めた顔を俯かせていた。
(は・・恥ずかしい・・)
その訳は…
・・・数時間前、ペコペコに乗る事を決めた彼女に
ドルイドは「ある物」を差し出した。
「ペコペコに乗る前にこれを身につけて頂きたい」
それは、人間の着る服であった。
確か、人間の騎士が身に着けていた物だと記憶していた。
「な、何を言って・・」
彼女が激しく動揺するのも無理はない。
問題はその服のスカートの丈であった。
長く見積もっても膝までは届かないだろう。
こんな物は着られない、と抗議する騎士にドルイドは
「ペコペコに乗る際の安全性を重視した服だから」だの
「騎士殿の鎧は重すぎてペコペコに優しくない」だの
「何より私が見てみたい」だのと凄まじい早口でまくしたてたので
彼女は訳も分らず了承してしまったのだった。
何かかなり気になる言葉を聞いたような気もするが。
何よりペコペコに乗ってみたい、という誘惑が強かったのと
司祭が「着たら私の頭装備から好きな物を一つ差し上げましょう」
という言葉につられたからだったりするのだが・・・
504 :深淵の騎士子たん4 :04/05/14 02:41 ID:WjsmGjix
実際、深淵の騎士はその衣装がまんざらでもなかったのだが、
やはり誰かが見ている前で、となるとやはり恥ずかしい。
裾から出ている太ももを少しでも隠そうとスカートを引っ張るのだが
その姿がかえって司祭を喜ばせているのには気付かない。
「司祭殿、そろそろいいのでは・・・」
「そうですかな?もっと着ていてもよろしいのですよ?」
(貴方がよろしくてもこっちは全然よろしくない)
等と余計な事を口走りそうになるが、命が惜しいのでやめておく。
「では約束の頭装備を・・」
その時、
「おっと失礼」
司祭が何かにつまずいたのか転びそうになる。
騎士が支える暇もなく倒れていく司祭は、そこにあった
ふさふさした黄色い突起。
つまり、ペコペコの尻尾を思いっきり掴む。思いっきり過ぎる程に。
「クエぇーーーッ!!」
痛みに耐えかね悲鳴を上げたペコペコが
深淵の騎士を背中にのせたまま全速力で走り出す。
「ちょ、止まれ!頼むから止まってくれっ!」
そんな彼女の悲鳴交じりの声に耳を貸すこともなくペコペコは走り続けた。
結局、ペコペコが止まったのは大広間のあたりまで来てからだった。
落ち着いたらしいペコペコから降りた騎士が一息ついていると
「あーー、にんげんだー!お姉ちゃーーん!人間がいるー」
聞き覚えのある声が響き、れいどが魔剣を手に駆け寄ってくるのが見えた。
あーちゃーの方はもう矢をつがえて撃つ体勢に入っている。
「待て、お前達!私だ、深淵の騎士だ!」
なんで私がこんな目にあっているのか、と半ばやけになりつつも必死で弁解する。
「深淵さま?」
姉妹達もなんとかこちらの正体に気付いてくれたようだった
505 :深淵の騎士子たん6 :04/05/14 02:45 ID:WjsmGjix
ホッとしたのも束の間、広間での騒ぎを聞きつけた魔物達が
続々と集まってきたらしく、辺りが騒がしくなってきていた。
「あぁもう!れいど、あーちゃー、ちょっと手伝ってくれ!」
自室が近くにあるのを思い出し、その場からペコペコを連れて走り出す。
逃げ込んだはいいが、そこには先客がいた。
「あら深淵様にれいどちゃん達。どこにいt・・」
振り返ったアリスは深淵の騎士の姿に絶句した。
「いや、アリス、これはだな、その・・」
顔を赤くして必死でいい訳を探す騎士だったが、アリスは
そんな彼女の態度に構わず
「か・・かわぃぃ〜〜!!とても似合ってますわ!深淵様ー!」
と叫びながら抱きついてくる。
「ちょ、待て!落ち着け!」
しかしアリスは聞く耳を持たずに抱きしめる腕に力を込める
「私たちも触っていいの〜?」
更にれいど達までそれに加わる始末である。
「・・・もう好きにしろ」
結局、深淵の騎士は、ドルイドが着替えを持って入ってくる頃には
アリス達三人にもみくちゃにされ、ぐったりとしていた・・・
506 :深淵の騎士子たん7 :04/05/14 02:53 ID:WjsmGjix
その騒ぎも収まって更に数時間後…
深淵の騎士の部屋からそう遠くないGHの一角に
二人のレイドリックの姿があった。
二人は何かを熱心に覗き込んでいるようだった。
「これは・・いつにも増してたまらんな。弓の」
「ああ・・激萌えだな。剣の」
「うむ。人間の騎士子たんもいいが、やはり我らが深淵たんが一番だな」
彼らが熱心に見ている物とは、騎士の衣装を着た深淵の騎士のSSだった。
「さらにこの恥らうような表情が・・鼻血が出そうだ」
「我らに鼻血など出る訳なかろう。しかしこれは団長にも見せてやりたい物だな」
「うむ。我らだけで二人占めするにはこれは眩しすぎる」
そこで彼らの表情に達成感のような物が混じる。
「あれだな。剣の。努力が嘘をつかないというのは本当だな」
「ああ。司祭殿に人間に化けて町に行って来い、といわれた時は
何かと思ったが。大当たりだな!弓の」
ここ最近彼らの姿が見えなかったのはそういう訳だったのだ。
レイド兄弟が騎士の服を盗んできて、
ドルイドがそれをなんとかして騎士に着せる。
見返りとしてドルイドはレイド達にSSを渡す。
見事な利害の一致であった。
「お前達、何を見ているんだ?」
二人の後ろにいたのはSSに写っていた張本人。深淵の騎士であった
「「!!!!!し、深淵様、いつからそこにいらっしゃったので!?」」
慌てた拍子にレイドの手からSSが落ち、それを深淵の騎士が拾い上げる。
SSを見た深淵の騎士のこめかみに青筋が浮かび、殺気が膨れ上がる。
「・・・お約束だな。弓の」
「ああ・・・お約束だな。剣の」
「黙れ貴様らぁ!!ブランディッシュスピア!!」
今日もGHは平和だった。
それからしばらく、すねたビート君が深淵の騎士をのせてくれなくなった
というのはまた別の話。
507 :(○口○*)さん :04/05/14 02:58 ID:WjsmGjix
挑戦してみた。のですが
Bds落ちしか思いつきませんでした…
アリスなんか壊れてるし。
改行とかも全然考えてないので、ヨミヅライと思った方は
脳内スルーして下さいorz
508 :(○口○*)さん :04/05/14 06:35 ID:E+4D94us
>>500
GJ!
深淵の騎士子が騎士の服を・・・
妄想が止まらなくなりそうデスよ
私的にBds落ちは好きなのでいい一品だと思います
レイドリック兄弟GJ過ぎる・・・
□
510 :(○口○*)さん :04/05/14 15:02 ID:81CPvDxy
だめだだめだだめだぁ!! ・・いかん、こんなことではっ・・・
いくら”きゅうと”なコレクションを集めるとはいえ・・・
もとい、いくら更なる力を求めるとはいえっ
同属を狩りに行くなどあってはならないっ!!
あってはならないのだ!!
でも・・あれは人間すら所有する者が少ない・・
実はこの黒装束にも意外にフィットするんじゃないか・・
ん〜、あいあむぐっどこ〜でぃねいた〜・・・じゃ、じゃなくて!!
だが・・・しかし・・むぅぅ〜
あぁ、どうしよう・・・デビルチ帽・・・
以上、走り書きではありますが
騎士としての尊厳をとるか
乙女の純粋な感情をとるかの葛藤でした。
511 :(○口○*)さん :04/05/14 16:14 ID:hVGVkb9U
「求)デビルチ帽を被らせてくれる人(0/20)」
…か、看板というものはこれでいいのか…?
な、なにか人間が遠巻きに見ている…間違っているのか…!?
ううむ、なんか視線が……
512 :(○口○*)さん :04/05/14 18:48 ID:qemj8aGX
>>511
(;゜∀゜) <ド、ドゴニイケウ゛ァアエル゛ンディスカー!!
□
513 :(○口○*)さん :04/05/14 19:23 ID:RdqFgbkK
>>511
(0/20)? ああそうか、人間じゃないからカウントされないのね。
514 :(○口○*)さん :04/05/14 20:17 ID:mEYXSGiF
>>510
(∩゜Д゜)<センセー萌えました
□
515 :キタ──(´Д;(〇=(゜∀゜)=〇)∀`)――!!(1/3 :04/05/14 23:31 ID:8siFOQ+r
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
鏡の前で無言でポーズを取る。だが見ているのは頭ではなく、体全体だ。
「・・・・・・。」
やはり少し恥ずかしい。
だが他にレイド達に持ってこさせた服はやけに露出が多いものだった。
要するにこれが一番マシなのだ。
いや、本当ならもっとマシなのもある。
特に騎士の男が着ている物などは鎧としてもいいし、ペコペコに乗るのにも適している。
本来ならそれを持って来いと言うべきだったのだが、
どうも無骨なのと、もしかしたら他には
もっとおしゃれでいい物があるかもしれないという期待により
それを言わなかったため、レイド達が持ってきたものは下着なのではと思えるほどの物と、
一応鎧だがやはり丈が異常に短く、
レイド達が言うにはこの鎧の下に丈夫な布服を着るそうだが、
その布服を見せるレイドの目が異様に輝いていたため、やめておいた物。
それと胸の上と下をベルトで止めておき、
下はスカートでさらにその下に丈夫な物を履く物があったが、
その服はお腹を露出するということと、何より胸の部分の布が余ったのでやめておいた。
そして結局司祭に貰った服を着ることになったのだが・・・
「・・・この丈はどうにかならんのか・・」
やはり丈が短い。隠れるように裾を引っ張っても背筋を伸ばすと結局元に戻ってしまう。
「アリスに何とかしてもらうか・・。」
またあんな目に遭うかもしれないが、
ペコペコに乗るたびにこの服を着るのはとても躊躇われる。
516 :キタ──(´Д;(〇=(゜∀゜)=〇)∀`)――!!(2/3 :04/05/14 23:32 ID:8siFOQ+r
そう思いながら服を着替えようとして、手をかけた時、ドアの方で物音がした。
「誰だっ!」
あわてて剣を手に持ち、振り返る。
が、そこにいたのは司祭の部屋にいるはずのペコペコだった。
「なんだ、お前か・・どうしたんだ?」
トコトコと近寄ってくるペコペコを剣をしまいながら問い掛ける。
ペコペコは無言で私の傍まで来て──
「クエーッ!」
「うひゃ!?」
器用に首と頭を使って放り投げるようにして私を背中に座らせた。
私を背中に座らせたペコペコはなぜか安心したように目を瞑り座っている。
本当ならすぐにでも降りたいところだが、
誰かいる気配もしなかったのでそのままペコペコに乗りかかるようにして抱きつく。
「・・ふかふかだな。」
そう言いながら頭を撫でていると、突然視界が暗転した。
『!?』
ペコペコ二人で驚いていると、視界が明るくなった。
「(´Д`;)」
「枝から騎士子たんキター」
「枝召喚萌え―――(゜∀゜)――――!!」
状況を理解するより早く耳に入ってきたのは人間達の声だった。
周りを見回す。自分を取り囲むようにして人間達が立っている。
聖職者の足元には一生懸命当たらない攻撃をしているデザートウルフやポリンなどもいた。
「騎士子たんハァハァ(*゜∀゜)=3フンスフンス」
「フトモモキタワァ」
「枝から騎士子たんレアスギ―――(゜∀゜)――――!!」
会話の内容からして古木の枝を使ったのだろう。
何度か呼び出されたことはあったが、まさかこんな時に呼び出されるとは。
「ねぇねぇ!騎士子たんなんで枝で召喚されたの?ねぇ?ねぇ?」
「あ、もしかしてペコペコに反応したとか?」
「wwwwそんなわけないだろwww馬鹿????www
ごめwwwミスwwwトカードいらねwwっうぇ」
「あとで殺す^^^^^^覚えとけ^^^^^」
「うはwwwwwww」
517 :キタ──(´Д;(〇=(゜∀゜)=〇)∀`)――!!(2/3 :04/05/14 23:33 ID:8siFOQ+r
人間達は私達の周りに集まりながらガヤガヤとざわめいている。と、
周りに集まっている中から、一人満面の笑みでうぇうぇ言ってる騎士が目に入った。
いやむしろ騎士の頭が。
その騎士が着けていたのはまぎれもなくデビルチ帽。
司祭殿さえ持っていなかったレア物。
頭の中で即座に次にどんな行動を起こすかなどの計算が行われ、組みあがっていく。
周りの人間の数、騎士の位置、それらを計算して出された答えは───
「ブランディッシュスピア!!」
・・・いつもやっていることと変わらなかった。
まぁこれだけ集まっていては無理もないだろう。
悲鳴を上げて倒れる人間達。
どうやらあの騎士には対したダメージが行かなかったらしい。
剣を構えている。
「俺のwww「+10超強い」のアースソードがwwww火を噴くぜぇwwwww」
騎士が剣を構えたまま走り寄ってくる。それを軽くいなし、すかさず剣を一閃する。
・・・取った!いや、盗った!だ。騎士の本分として盗むなどしてはいけないことだが、
「私は騎士である前にモンスターだ!人間の決めた定義に合わせる必要などない!」と
心の中で叫ぶことで誤魔化した。
そのまま人間達の中を走り抜け、町から外へ出る。追ってくる者はいない。
この姿が幸いしたらしく、まだ混乱しているようだ。
そのまま後ろに警戒しながらペコペコを走らせる。
「クエーッ!」
「え?うわ!?」
よそ見したままだったせいで人間の出した転移魔法に乗ってしまった。視界が暗転する。
・・・・が、次に目に映ったのは遠くにあるグラストヘイム城の城門だった。
「運がいいようだな・・」
そう呟き、ペコペコを一直線に城門へと走らせる。モンスター達は襲ってこない。
それもそうだ、いくら人間の格好をしているとは言っても、
膨大な魔力を撒き散らしながら走っているのだから。
そのまま城門を潜り抜け、たむろしていた人間共にブランディッシュスピアを叩き付け、
騎士団へと向かう。
人間の格好をしている時に枝で呼び出された時は不幸のどん底だったが、
あれほど夢みていたデビルチ帽子を手に入れることができた。今日は運がいい。
──ご機嫌なようすで深淵の騎士は騎士団へと向かう。
そこにドルイドという名のアクマがいることも知らずに・・。
Next, it is your turn..
520 :俺馬鹿──(´Д;(〇=(゜∀゜)=〇)∀`)――!! :04/05/14 23:47 ID:8siFOQ+r
誤字修正。
>トコトコと近寄ってくるペコペコを剣をしまいながら問い掛ける
→トコとこと近寄ってくるペコペコに剣そしまいながら問い掛ける
>ペコペコ二人で驚いていると
→ペコペコと二人で驚いていると
へへ、誤字キタワァ・・・_| ̄|○
ペコペコ二人で驚いてるって騎士子たんがペコペコになったみたいじゃないか・・。
まぁ誤字とか誤字とか誤字とかは呼んでる人の脳内変換に任せます。
526 :(○口○*)さん :04/05/15 00:20 ID:f3e8V8lH
あぁ・・・もうやだ、>>520の誤字修正。
>>トコトコと近寄ってくるペコペコを剣をしまいながら問い掛ける
>→トコトコと近寄ってくるペコペコに剣そしまいながら問い掛ける
⇒トコトコと近寄ってくるペコペコに剣をしまいながら問い掛ける。
です。ハイ。何度もすいません。
521 :(○口○*)さん :04/05/15 00:09 ID:Vf3rBu38
>一応鎧だがやはり丈が異常に短く、
>レイド達が言うにはこの鎧の下に丈夫な布服を着るそうだが
これってどの職の装具だろうか
分からないの俺だけ?
522 :(○口○*)さん :04/05/15 00:13 ID:7I58U2z6
>>521
騎士子装束ではないのかな、j様からのプレゼンツだし
523 :俺馬鹿──(´Д;(〇=(゜∀゜)=〇)∀`)――!! :04/05/15 00:13 ID:f3e8V8lH
>>521
後姿は巾着袋だといわれるが、俺が大好きな職です。
528 :あぷろだの中の人 ◆CWQ4dA3iaE :04/05/15 13:14 ID:1Ui7GU9w
現在
鯖おっこちてる模様。・゜・(ノД`)・゜・。
鯖の中の人曰く不正エロサイトおいてるdaboがいてそのせいで不安定だソーデス
避難先探しておきます
529 :(○口○*)さん :04/05/16 12:12 ID:b5QggZCh
あぷろだの中の人、本当に乙。
これだから厨は…避難先探し頑張ってくだされ。
ところで喪前さまがた、某所に深淵たん騎士子ver.がうpされてますがご承知ですか?
530 :(○口○*)さん :04/05/16 12:59 ID:h2mft2k3
某所が分からない漏れ。
漏れ某所がどこか分からない。
531 :(○口○*)さん :04/05/16 14:28 ID:P3XVBBpU
>>530
ラクガキ程度のものなので、調べてまで見る価値は…
532 :あぷろだの中の人 ◆CWQ4dA3iaE :04/05/16 14:41 ID:9ECZlNEp
とりあえず復旧したみたいですが
週末になったらこれじゃ話にならないので避難先探索は続行します
533 :(○口○*)さん :04/05/16 16:37 ID:ycU4KbhJ
>>531
萌え小説スレのあれかと思った
ごちゃごちゃしてて見づらいけど笑えるぞ
536 :(○口○*)さん :04/05/17 03:09 ID:HTTxoxr0
>>533
話題に出てる!? ごちゃ^2して見づらいって事は、
かっちょいい深淵さんのじゃなくて私のだ…ね?
読んでてくれてありがとです。
>>534
うちのだったらありがとうです!
カッコイイ深淵休暇中さんの方だったらごめんなさい!
>>皆様
素晴らしい元ネタをくださってありがとうございました。
うまく料理できてればいいのですが…
元ネタがここのスレ、
萌え小説スレ、萌え18禁小説スレ、時計塔スレとまたがってるので、
元のスレにちょいとでも話題、出てくると嬉しいです。
挨拶とお礼、遅れてゴメンナサイ。
未読の方で、ちょっと見てやってもいいぞ、という奇特な方がいらしたら
…本スレだと正直切れたり張り間違いとかあるので←自分が悪い
http://cgi.f38.aaacafe.ne.jp/~charlot/pukiwiki/pukiwiki.php
ここの「長)キャラコラボシリーズ」っていうとこから
DLしてくださるのがいいかと…。長いし。
【単語検索】で【コラボ】、とかしたほがわかりやすいかな。
これからも今までみたく名無しで遊びにきまーす。
□
545 :(○口○*)さん :04/05/17 23:21 ID:8yWynq4/
突発的な萌えは消えるのみ。
継続的に燃料が投下されて燃えつづける存在のみ萌えきゃらとして存続するのだ。
546 :(○口○*)さん :04/05/18 00:19 ID:ghJ1qhwX
【アラームに】単細胞たん三ヶ月【対抗峰】
【純和風】雅人形に萌えるスレ【大和撫子】
【萌えの】バースリーたん112歳【最高齢!】
…
なんてのもあったな。
>>545 名言
550 :(○口○*)さん :04/05/20 02:36 ID:qiSo8zpB
txtあがってるー
279氏ぐっじょば
551 :(○口○*)さん :04/05/20 13:35 ID:JbBpPtAA
テンプレにUP板のサイトは載ってなかったんだっけ
どこでしたっけ?
552 :(○口○*)さん :04/05/20 19:52 ID:aBfgDfgZ
>>551
つ[ >>458 ]
□
553 :(○口○*)さん :04/05/20 21:11 ID:ZUxZ0swX
279って誰かと思えばウサ耳のお方か。リボン深淵実にGJ!
そしてイリュージョン南無(w
554 :(○口○*)さん :04/05/20 21:32 ID:9mEd10ou
>>279の中の人
(*´Д`)b GJ!
555 :(○口○*)さん :04/05/21 00:05 ID:Ji9gABAK
よし、イリューたんは俺が慰めてやる。俺の愛で。
556 :(○口○*)さん :04/05/21 02:45 ID:5LmwGl3N
イリューたんも可愛いが。
それよりも。
いきなりミミックになんかこう、直撃を食らってしまった自分南無
557 :(○口○*)さん :04/05/22 17:24 ID:CkFJcAkV
なんつーかミミックは、
よくアニメとかに出てくる賢い九官鳥とかインコとかそんなノリだったな(w
メイン萌えではないが小道具チックな萌えとでもいうべきか。結構ツボだった。
…所で深淵たんお出かけの余波を受けて
他の場所のmobにも会いに行くような電波を受信しかけているんだがこのスレ的に許可?
558 :(○口○*)さん :04/05/22 19:28 ID:rxFDAcjB
許可。
たとえば時計塔とかな。
まあ面白ければなんでもいいぞー。と無責任にゴーサインだしてみる
559 :(○口○*)さん :04/05/23 01:05 ID:O8XS/V6G
ちょっと電波受信したのでパーツだけ。
っ[深淵たんの兄は時計塔勤務 とある事情で深淵たんが臨時で行くことに]
あと商人たんと深淵たんは仲がいいっぽいね(アラームたんもだが
560 :(○口○*)さん :04/05/24 03:03 ID:4vPRjgcW
ミミックは、「アムロ、ゲンキカ?」のあれじゃないのかと。
nounaiでその声が響きましたよ…
561 :(○口○*)さん :04/05/24 03:39 ID:l4UkM4TZ
|っ ttp://loki324.hp.infoseek.co.jp/index.html 作ってみました。
|ミ サッ
564 :(○口○*)さん :04/05/24 17:56 ID:1OSYMV+e
>>561
ホームページ開設ごくろうさまです。
ちょっとだけ気になったのですが、太字を使っているのでしょうか?
画面内の文字が増えると少し見づらく感じたので・・・
□
565 :あぷろだの中の人 ◆CWQ4dA3iaE :04/05/25 09:40 ID:V/rFolrZ
移転先確保しました
そこで親愛なるお前様方にお願いです
cgiの外部呼び出しは避けたいのでindex置くわけなんですが
扉に使えるような画像作ってくれる神はいませんか?
自作しようとしてすでに8時間が経ちますが成果は一切ありませぬT-T
用意してくださる太っ腹なお前様は
こちらに中の人の連絡先がありますのでそちらに一報お願いします
つ[うpロダのURL削って下さいな]
扉確保までは飾りっ気の無い質素な入り口になりますはい
それでは設置してまいります
566 :あぷろだの中の人 ◆CWQ4dA3iaE :04/05/25 10:28 ID:V/rFolrZ
設置してまいりました
新URL張っておきますね
以前のURLも残してありますので
つ[http://f26.aaacafe.ne.jp/~fianel/ ]
□
580 :(○口○*)さん :04/05/28 16:52 ID:zLFZU8qT
カチャリ
ドアノブを回す音が廊下内に響き渡る。
自室に入ったアビスは「ふぅ」とため息をついた。
「今日はやけに忙しいな・・・。」
そう言って頭の上で手を組み、体を伸ばす、思わず ん〜・・・と声が漏れる。
そのまま、手を離した勢いでだらんと腕を垂れると、
室内にあるソファーに腰を下ろした。
返り血を浴びた兜を取ると、ピンク色のつややかな髪がふわりと背中に垂れる。
傍にあったタオルで返り血を拭うと脇にあるテーブルに兜を置く。
纏っていた鎧を外すと、それを専用の箱に閉まった。
581 :(○口○*)さん :04/05/28 16:53 ID:zLFZU8qT
コンコン・・・
不意にドアをノックする音がアビスの耳に入る。
「誰だ?」
「カーリッツにございます。」
聞きなれた声、それは確かにカーリッツのものだった。
「入っても?」
「構わん。」
アビスの発言から一拍置き、部屋のドアが静かに開く。
「休憩中でしたか。失礼致しました。」
下着姿のアビスを見て、カーリッツは申し訳なさそうに言った。
「構わん、何の用だ?」
自らの格好を恥じることも無く、アビスはカーリッツに用件を言うように促す。
「はい、実は先ほど始末致しました冒険者が
このような物を落として行きまして・・・。」
そういってカーリッツは右手を差し出す。
赤く、大きなリボンがそこにはあった。
「・・・これは?」
良く見れば、今まで目にしてきた大きなリボンとは似て非なるものであり、
アビスがそれを目にするのは初めてだった。
「これは、ビッグテールリボンと呼ばれる物です。
大きなリボンとは違い、後頭部に着ける装飾品でございます。」
「ふむ・・・――それがどうかしたのか?」
アビスはリボンを凝視しながら、少し戸惑った様子で言い放つ。
「いえ、ただ御報告までに。」
そう言ってカーリッツはリボンをしまおうとする。
「ま、まて。」
カーリッツの右手の動きがピタリと止まる。
「はて、何でございましょう?」
訝しげにカーリッツはアビスに問う。
「それはどうするつもりだ?」
言って、リボンを指差す。
「我々には必要のない物、今から処分致します。」
「私が預かろう。」
カーリッツの言葉が終わらないうちにアビスはそう言っていた。
「しかし、アビス様、これを預かってどうなさるおつもりで?」
「貴様には関係の無いことだ。いいからそれをよこせ。」
「かしこまりました。」
そう言うとカーリッツはアビスに近づき、その掌にリボンを乗せた。
「それでは、私はこれで失礼致します。」
「うむ、ご苦労であった。」
カーリッツは一礼すると、部屋から姿を消す。
582 :(○口○*)さん :04/05/28 16:53 ID:zLFZU8qT
パタンとドアが完全に閉まるのを確認して、アビスは鏡の前へと急いだ。
「〜♪」
鼻歌交じりに早速先ほどのリボンを頭に着ける。
体の後ろに鏡を置き、振り返るようにしてそれを見る。
「似合ってる・・・かな・・・?」
頬を赤く染めながら、自らに問いかける様に言った。
部屋の外の廊下でカーリッツはレイドリック兄弟と会話をしていた。
「カーリッツ殿、どうでした?」
レイドリックが笑いを堪えるようにしてカーリッツに問う。
「気に入っておられるようだ。」
閉まっているドアを見つめながらカーリッツは答えた。
微かに鼻歌が廊下に漏れてくる。
「ははは、アビス様もあれで立派な女の子のようですな。」
もう1人のレイドリックがカーリッツに言った。
「しかし、今回で何回目になりますかな?カーリッツ殿。」
「さぁのぅ、もう忘れてしもうたわ。」
ドアを見つめていたカーリッツがレイドリック兄弟に向き直り耳元に口を近づける。
兄弟はカーリッツの口に耳を寄せるとカーリッツはこう言った。
「あのお方も、もう少し素直になれば良いのだがな。」
アビスは満足すると、リボンを外し、自分のベッドへと向かう。
ベッドの下に置いてあるケースを取り出すと蓋を開けた。
「はい、今日から君も仲間入りだよ♪」
そう言うと、アビスはリボンをケースの中にそっと閉まった。
良く見れば、中にはいくつもの可愛らしい頭装備が大事そうに閉まってあった。
584 :(○口○*)さん :04/05/28 17:07 ID:zLFZU8qT
ビックテールリボン→赤いテールリボン
どなたか介錯お願いします。
_| ̄|○ ナンツーミスヲ・・・
585 :(○口○*)さん :04/05/28 21:33 ID:2tXhXggl
>>580-582
何か今までの深淵と違って妙に女の子してて違和感が。
>「はい、今日から君も仲間入りだよ♪」
とくにこのセリフ。
587 :(○口○*)さん :04/05/28 21:44 ID:dwaPAmjq
>>585
>>196
当初から言えば深淵タンも色々変わってきたからな
てかこんな深淵タンの反応が見てみてぇ
GH|<ミタナ〜 BdS!!
□
586 :(○口○*)さん :04/05/28 21:33 ID:F+wJ8Rhx
深淵「同志 戦友たちに通達しろ。
1405時より準備待機、
想定、教則217、ケース5だ」
カリツ「“屋内支配戦域における冒険者迎撃”!」
深淵「そうだ。混乱が予想される。
カ ー ニ バ ル
まったく、騎士団あげての大お祭り騒ぎだ」
カリツ「賑やかなのは良いことです、深淵殿。
それが剣戟の轟音ならば、この上はない」
深淵「そうだな爺、
・ ・ ・ ・ ・ ・
今の我々が持てる、唯一の戦争だ。大事に使おう」
588 :(○口○*)さん :04/05/28 23:27 ID:FJdMc4lG
>>586 ブラックラグーn
589 :446=456=586 :04/05/28 23:58 ID:F+wJ8Rhx
>>588
三度目にしてやっと分かってくれる人が…
□
590 :勝手に続きというか何というか… :04/05/29 01:35 ID:m05sBpT6
>>582
楽しげに談笑する騎士一同を遠巻きに眺める人影一つ。
それに気付いたのは、輪からは一歩離れていた彼女だった。
「・・・・・? 剣士殿、いかがなされた?
こう言っては何だが、隙だらけではないか?」
「む、血騎士殿か・・・・・確かに、らしくないところを見せてしまったようですな。
何のことはない、昔のことを思い返しておったのですよ」
髑髏の剣士はフッと笑う。
ああ、そうか。この御仁は死してなお凄腕の武人であられる。
ならば、かつての彼には共に戦った仲間や、大切な人なども居たのだろう───
しかし、その後に続く剣士の言葉は、彼女の勝手な予想の真逆を行くものであった。
「某にはあのように物を贈る友も、それを笑いあう仲間もおりませなんだからな。
時折、何ともなく彼等を見ていたくなることがあるのですよ」
穏やかな、しかし何処か寂しげな笑みを浮かべる剣士。
血騎士は驚いた。
「何故に? 貴殿ほどの強さがあったならば、黙っていても人は付いて来ましょうに」
「・・・・・おそらくは、その強さ故、なのでしょうなあ」
窓の外の澱んだ空を眺めつつ、剣士は語る。
傾国の美女も、絶世の美酒も、天地に鳴り響く名誉も、我が魂を潤すこと叶わぬ。
其の渇きを癒しうるは、身も心も灼き尽くす極限の闘争のみ。
さすればこそ、一振りの刀に誇りを賭けて戦火の旅路を駆け続けてきた。
そんな自らの価値観───生き方に、共に歩み得る友など居るはずもない。
彼の強さに憧れ、喝采を送った者達は
いずれも彼の強さを畏れ、時と共に静かに遠ざかっていった。
やがて呼ばれることなき名は忘れ去られ、
ただ一人血と骸にまみれた荒野を駆ける彼の者を、何時しか人はこう呼んだ。
曰く、彷徨う者と。
591 :勝手に続きというか何というか…(2/2) :04/05/29 01:39 ID:m05sBpT6
「拙者が独り駆けたことは自らの業故、さすれば今更言い訳も後悔も致しますまい。
されど彼等を見ていると、何とも言えぬ気持ちになるのも事実。
我が修練が足りぬのか、
はたまたこれが命ある者の本能、或いは逃れ得ぬ宿命か・・・・・
生憎と、そこまでの悟りは未だ開けておらぬようですな」
剣士はからからと笑った。
そんな彼の話を、血騎士は黙って、真面目な顔で聞いていた。
そんな彼女の様子を察したのか、彼がそれ以上話を続けることはなかった。
「・・・・・下らぬ話でしたな。
年寄りの戯れ言と、お忘れ下され」
そう言って頭を下げ、踵を返す剣士。
「────剣士殿!」
背を向けたまま、血騎士は彼を呼び止めた。
そして当の本人も振り返ることなく立ち止まり、互いに背を向けた格好になる。
「・・・・・貴殿がどう思っているかは、私には解らない。
だが、貴殿がここにある限り、我らは共に戦う同志。
それだけは、くれぐれもお忘れなさるな」
「・・・・・我が剣がここにある限り、心に刻んでおきましょう」
それだけ言うと、彼の剣士は城の奥の闇へと消えていった。
592 :(○口○*)さん :04/05/29 03:35 ID:9wLrvuWr
[jvs深淵、カリツ]
↑でちょっと電波受信しちゃったんだが。。。
俺は書くべきなのか?
593 :(○口○*)さん :04/05/29 07:34 ID:rjDKwQoE
>>592
描かずに何をするというだぁ!
描いて来いそして晒せ!
595 :592 :04/05/29 14:38 ID:9wLrvuWr
>>593
とりあえずSSを書いてみた。
が
正直、SSとかそういった文章の類の物は書いたことがないので
なんとも稚拙なものに仕上がってしまった。。。
それでも良ければ19時にここに上げる。
596 :(○口○*)さん :04/05/29 15:33 ID:ISvdoiBQ
新たな神になる良い機会だ。
是非とも光臨して頂きたい。
597 :(○口○*)さん :04/05/29 18:05 ID:/Itamk9j
頼むから自分でどうするか決めてくれ。
自分だけの萌えにするか、萌えを共有したいのか、な。
□
598 :592 :04/05/29 18:24 ID:9wLrvuWr
>>597
正直すまんかった。
約束の時間より早いけど、手が空いたので燃料投下。
ヘタレなのは仕様です、オサッシクダサイ。
それから、ここのスレで決まっていた設定は完全に無視されてます。
全て自分の脳内設定です。予めご了承ください。
―――――以下燃料―――――
そう遠くない過去、私は受肉し、人間の女の体を得た。
カーリッツがいつか言っていた。我々魔物も遠い過去、人間であったのだ、と。
それなら私が人間であったとき、私は女だったのだろうか。
そして、その時もこのような外見であったのだろうか。
今となってはもう、分からない事であるが・・・。
グラストヘイム騎士団。
内部は暗く、光はほとんど差し込まない。今や魔物の巣窟となったその場所に、
人間の女がいる。――いや、彼女もまた、魔物である。
――深淵の騎士。
冒険者ならば誰もが一度は耳にしたことがあるであろうその魔物こそ彼女なのだ。
599 :(○口○*)さん :04/05/29 18:24 ID:9wLrvuWr
「カーリッツはいるか?」
騎士団内に深淵の騎士の声が響き渡る
「ここに。」
どこからともなく、カーリッツは姿を現すと、深淵の騎士の前で跪く。
「侵入者だ。――排除する。」
「御意。」
カーリッツの声が聞こえているのかいないのか。
騎士はそれに答えることなく身を翻す。
既に1階広場には異変に気付いた者達が、続々と集まっていた。
「騎士殿。」
騎士が声のする方に向くとそこには甲冑が1体立っていた。
「レイドリックか。」
「侵入者の数は如何程でございましょう?」
「かなり多い。」
レイドリックと呼ばれた甲冑の問いに深遠の騎士は一言、そう返した。
「な・・・」
レイドリックは思わず、声が詰まる。
「案ずるな、数が多いということはそれぞれが未熟だということだ。
弱いものほど群れたがる。そうは思わぬか?」
「・・・仰るとおりにございます。」
甲冑には顔がない。それ故に表情は見て取れないが、
言葉には明らかに安堵の色が混じっていた。
「馬を用意しろ。」
「このような場所に、好奇心で来るからこういう事になるのだ。」
勝負は既に着いていた。目の前には人間の屍の山が築かれていた。
しかし、騎士は手に持った大剣を一向に鞘に収める気配が無い。
「騎士殿、どうかなされましたかな?」
カーリッツが馬上の騎士に問う。
「どうやら、今日は来客が多いようだ。」
言って騎士は奥の暗がりに目を向ける。
カーリッツも同じ方向を向くが、そこには闇が広がるばかりで
視界には何も捕らえることが出来ない。
「気をつけろ、今度の客は少々厄介だ。」
600 :(○口○*)さん :04/05/29 18:25 ID:9wLrvuWr
やがて、1人の人間の騎士が視界に入る、人間は青白い光を身に纏っていた。
「・・・こやつは・・・。」
カーリッツが驚いた様子で口を開いた。
「・・・ふ、今回はいい死合いが出来そうだ。」
騎士はそう言い放つと、人間の方へと向かっていった。
人間の数歩手前で立ち止まった騎士は馬から降り、口を開いた。
「貴様は何故ここに来た?目的はなんだ?」
人間は騎士の問いに臆することも無く、答える。
「貴様を滅する為。」
人間の言葉に、騎士は高笑いを上げる。
「フハハハハ!!貴様等人間如きが我を倒せると思うのか?」
「無論。」
間髪入れずに人間は答える。
「・・・いいだろう、やってみるがよい。」
互いにゆっくりと構える。相手の隙を伺う、鼓動の音だけが自分の耳に響く。
2人はじりじりと歩み寄る。
両者の剣先が触れるか触れないかの距離、互いに射程距離内。
半歩踏み込めば剣先は容易く相手に突き刺さるであろう。しかし、隙が無い。
数秒が数分に、数分が数時間に感じられる。
どのくらい経ったであろうか、不意に人間の剣先が僅かに下がる。
――刹那
深淵の騎士は確かに人間を貫いていた。
601 :(○口○*)さん :04/05/29 18:26 ID:9wLrvuWr
「愚かな・・・――。」
そう言って騎士は大剣を鞘に収めて一息ついた。
「騎士殿。」
どこからともなく、声が聞こえてきた。
その声に反応した騎士は辺りを見回す、
後ろを振り返ると柱の影からイビルドルイドが姿を現した。
「なんだ、司教殿?」
「今の戦であの人間は死に、貴女はこうして生きておられる。」
そう言いながら、イビルドルイドは騎士の背のほうから近づいてくる。
「見ていたのか?」
「えぇ。それで、思ったのです。」
イビルドルイドは騎士の前に回りこむようにして道を塞いだ。
騎士は立ち止まる。
「貴女は受肉された。その鎧の中は人間と変わらぬ体を持っておられる。」
「それがどうかしたのか?」
騎士の問いに、イビルドルイドは不敵な笑みを浮かべる。
「死んだ人間がどうなるか、貴女はご存知か?」
「・・・さあな、興味も無い。」
「死んだ人間の肉体は朽ちる。それはまるで――グールのように。」
「何が言いたい?」
騎士は鋭い眼差しでイビルドルイドを睨む。
「貴女は魔物だが・・・体は人間だ。もし、貴女が――。」
「やめんか。」
後ろにいたカーリッツがそういってイビルドルイド制止する。
「おっと、これはカーリッツ殿。
私とした事がつい口が軽くなってしまったようで。」
「これ以上は某が許さぬぞ。」
「恐い、恐い・・・それでは、私はこれで失礼するとしよう。
ですが、騎士殿。どうかお忘れなく。・・・人間には皆、寿命があるのです。」
そう言うとイビルドルイドは騎士の脇をすり抜けてどこかへと去っていった。
602 :(○口○*)さん :04/05/29 18:27 ID:9wLrvuWr
「カーリッツ。」
「何でございましょう?」
「私もいずれ、朽ち果てる時が来るのだろうか?」
「某には分かりかねます。」
「いずれ私が朽ち果てるとして、後には何が残るのだろうな。」
「・・・。」
「そういえば、カーリッツ。」
「はい?」
「お主は言っておったな。」
「何をでございましょうか?」
「我々魔物も元は人間であったと。」
「はい、確かに申し上げました。」
「私が人間であった時、私は何を残せたのだろうな。
そして、今度は何を残せるのだろうな。」
「――・・・少なくとも、騎士殿。」
「なんだ?」
「我々は騎士殿と長い時間をここで過ごしております。
それこそ、騎士殿が受肉される遥か昔から。」
「うむ。」
「ならばその時間が騎士殿が我々に残してくださったものではないでしょうか?」
「どういうことだ?」
「つまりは・・・そう、思い出。という奴ですな。」
「ハハハ、思い出か、それはいい。
まさかお主の口からそのような単語が出てくるとはな。」
「意外ですか?」
「意外だ。」
「さようでございますか。」
「だが・・・――。有難う。気が楽になった。」
「それはそれは・・・。」
「だがな、カーリッツ。」
「はい?」
「例えこの身が朽ち果てようとも、私は魂のみで戦い続けるぞ。
――ここ、騎士団でな。」
□
603 :(○口○*)さん :04/05/29 23:58 ID:GWSkUPbV
「吾輩は馬である。名前は黒王号。風雲再起と呼ぶ者もいる」
…唐突にこれだけ思いついた。誰か続き書いてくれ(何
604 :(○口○*)さん :04/05/30 00:15 ID:wHS+8Ee6
>>603
ほい。続き書いてみた。
――――――――――――
吾輩は馬である。名前は黒王号。風雲再起と呼ぶ者もいる。
吾輩は馬である。主人は深淵の騎士。人間共は皆、一様に主人を恐れる。
吾輩は馬である。普段は厩舎にいる。臭い臭い厩舎にいる。
吾輩は馬である。後ろに立つ者は何であろうと蹴飛ばすのみ。
む、誰かが吾輩の後ろに立っている。どれ、一発蹴りを味あわせてやろう。
ガンッ!
吾輩は馬である。脚力は本物だ。どうだ参ったか・・・―――
ご主人様ーーーーーーーーーーー!!!
短くてスマソ
605 :(○口○*)さん :04/05/30 02:24 ID:6Ztdcrg2
>>604
ありがちなネタの気もするけど吹き出しちまった…
それはともかく、
馬の名前から危険な香りがするので、早急にちゃんと別なの考えてやった方がいいかも。
あと
|つ「顔面に蹄の跡がついたところを他人に見られてさらに狼狽する深淵の騎士子」
|つ「あるいはアリスに看護してもらったり」
|ミ サッ
606 :(○口○*)さん :04/05/30 10:48 ID:0oer8xE9
>>604
いやはやGJGJ
>>602までのクールな流れを完璧にひっくり返す
ドジっこ路線がたまらなく好きだw
馬にけられて目を回して潰れてる深淵の騎士殿や、
それをハケーンして大慌てになるカーリッツ候や
アリスや、隙に乗じてマウストゥーマウスを試みて
れいどりっく姉妹にぶっ飛ばされるレイドリック兄弟
とか治療と称してさりげなく自室につれこむ$様とか
が目に浮かびすぎな自分は病気です。
以前燃えと萌えの波状攻撃がこのスレの最大の魅力と
いった御人がおられましたが、まさにそのとーりですなw
607 :(○口○*)さん :04/05/31 01:15 ID:GN4jWx6X
>590
彷徨い燃えの漏れの目を掻い潜ろうとしてもそうはいかん!!
GJ(*´д`)
□
609 :(○口○*)さん :04/05/31 06:40 ID:TFq7s9Kd
ちょいとスレ汚し通りますよ・・・
「最近騎士殿の様子がおかしいと思わんか、弓者」
「そうだな剣者。なんで急にまたあの面妖な死の仮面を被るようになったのだ」
「そう言えば、最近は徒歩で巡回しておられるな」
「風の噂で聞いたところでは、馬は監獄にいるとのことだが何があったのだ」
「さりげなく伺ってみるか、弓者」
「そうだな、剣者」
「「騎士殿、馬はどうなさいまし・・・」」
「ブランディッシュスピアー!!」
「問答無用だったな、弓者」
「しかも徒歩なのにBdsとはたまらんな、剣者」
□
610 :デムパwwヘ√レvv〜(゜∀゜)─wwヘ√レvv :04/05/31 16:23 ID:qwUpkG1Q
ちょっと通りますよ・・・
剣「なぁ、弓の」
弓「どうした剣の」
剣「どうやら新しい頭装備があるらしいんだが・・・
どうだ?二人で一緒に材料を集めないか?」
弓「そういえば・・・そのような噂を聞いたな・・・
だが何を作るのかと材料が分かるのか?」
剣「これを見ろ」
そういって剣者は一つの雑誌を取り出した
剣「前に侵入者が落としていった雑誌に書いてあった」
弓「(ご都合主義者だよな・・・)」
剣「ん?何か言ったか?」
弓「いや、なんでもない、
して深淵様に合う装備と材料の目処はついてるんだろうな?」
剣「当たり前だ弓の、この後ろリボンなんてどうだ?」
弓「ほほぅ・・・これは・・・ふむふむ・・・・いいんじゃないか?」
剣「よし、決まりだ弓の早速休暇願いを・・・」
深淵「レイドリック、少し頼みが・・・ん?その手にあるのは何だ?」
弓&剣「!!!!!??????
こ・・・これが深淵殿、これは・・・その何でも無いので気になさらず・・・
深淵「何か怪しいな・・・だがまぁ、いい それはそうと頼みがある」
弓&剣「は・・・なんでございましょう?」
深淵「その・・・なんだ・・・、
ちょっと取ってきてもらいたいものがあるんだが・・・」
弓&剣「何なりとお申し付けください」
深淵「そうか・・・なら、今から言うものを取って来てくれ一度しか言わぬぞ
大きなリボン、シルクリボン、リボンの三つだよろしく頼んだ」
弓&剣「!!!!・・・分かりました」
深淵「では、頼んだぞ、くれぐれも内密にしてくれ」
そうして深淵は自室に向かって歩いていった。
剣「おい、弓の・・・さっきのは後ろリボンの材料・・・」
弓「深淵様からお出でになったのだ、成さなければ・・・否、成す」
拙い電波ごめんなさい_l ̄l○
深淵様からお頼みにってのは強引過ぎたかなぁ・・・(・ω・`)
611 :(○口○*)さん :04/05/31 16:26 ID:qwUpkG1Q
うはwwww誤字発見wwwww
弓&剣「!!!!!??????
こ・・・これが深淵殿、これは・・・その何でも無いので気になさらず・・・
↓
弓&剣「!!!!!??????
こ・・・これは深淵殿、これは・・・その何でも無いので気になさらず・・・
次からは推敲します_l ̄l○lll
612 :(○口○*)さん :04/05/31 17:51 ID:hf1y3aK2
申し訳ないが強引だと言わざるを得ないだろう。
自分から言い出すようなしてないはず…
613 :(○口○*)さん :04/05/31 20:03 ID:Vu703jvO
ほしくてほしくてしかたないんだけど
欲しいとは言えなくて…
…[ 妄 想 中 ]…
(*´Д`)ハァハァ
614 :612 :04/05/31 22:32 ID:hf1y3aK2
×自分から言い出すようなしてないはず…
○自分から言い出すような性格してないはず…
615 :(○口○*)さん :04/05/31 23:03 ID:1FRExdWz
いや、たぶん深淵たんはその材料が新頭装備の材料だと
レイド兄弟は知らないと思っているんじゃないか
だから、気づかれないと思っているんだろうきっと